粉もの食品を成形する型を、超高分子量ポリエチレンで製作しました。【リバースエンジニアリング】
こんにちは。
岩田樹脂です。
今回は、六角形で断面がテーパー形状になっている
粉もの食品を成形する為の型を製作しました。
食品設備機器のお客様からのオーダーです。
お客様は別の樹脂加工屋さんにオーダーして製作していたのですが
そこが廃業してしまい困っている状況で弊社に問い合わせを頂きました。
詳細を確認すると、図面が無く、現物しかないとの事。。。
さっそく現物を確認し、弊社にて採寸、そして図面化して試作をしました。
この手の物は、型抜きした粉が一定量にならないといけないので
客先にてトライを行い、数回手直しで合格となったので
その情報を図面に織り込みを行い製品を製作しました。
食品を成形する型なので、面粗度も重要です。
面粗度が良くないと、固めた粉の表面がガタガタになってしまいますから。
採用した素材は、「超高分子量ポリエチレン」です。
食品衛生法に準拠しているし、吸水性が無い。
耐摩耗性、表面滑りが良いので、粉ものの離型性が良く
食品業界では割とメジャーに使用される材質です。
ですが、素材は柔らかくてねばい感じで加工者泣かせであるのです。
切削条件等に配慮しないと、表面がぼそぼそになってしまいますが
そこは弊社の技術力でとっても綺麗な面粗度を出していますよ。
もう、ツルツルで、ずーっと触っていられますwww
以後、ツルツルが気に入って頂いたからか、
お客様からは定期的にオーダーを頂く様になりました。
どうもありがとうございます。
岩田樹脂では、今回の様に図面のない樹脂製品でも現物から
採寸して製作する、いわゆるリバースエンジニアリングが可能です。
同じお悩みをもつ皆様は、お気軽にこちらまでご相談下さい。
弊社が何とか致します。